• 火曜日, 8月 20th, 2024
突然 流れていた音楽が止んだ
ラヴェルの楽曲「ボレロ」だった(サドンデス)
偶然か必然か 誰が 何が 骰子を振った
それが大問題だ
時が熟して 光が来た
機が熟して (私)が顕現した
気がつくと 宇宙の惑星に放り出されていた
さあ人生だと言われて 意識に火が点き
ただ生きた 惑星の法則に従って
(悲)も(苦)も(痛)も(喜)も(楽)も(快)も
味わって
比率で言えば おそらく 7対3くらい
そして ある日 突然 ただ死んだ
宇宙の法に任せて おさらばの時が来たから
もう 一切の意味付けは無用だ
「輪廻転生」とか「復活」とか「永却回帰」とか「再生」とか「魂」とか「無」とか
ニンゲンは あらゆるものに 名前をつける
その意味を発見しては ああだ こうだと言いたがる
そして定義までする
無意味か 非・意味か 放っておいてくれ
一切がコトバの問題だ
(私)は いつも 言葉の外部にいる いや
コトバの内部にいる いわば(恁麼)である
終れないという恐怖に比べれば
(死)の恐怖など 何ほどのものでもない
永遠の宙吊りこそ畏怖だ
おそらく ニンゲンは 耐えられまい 失神する いや狂ってしまう
(無)から(無)への宇宙の永遠のリフレーン
宇宙そのものが サドンデスかループする存在か 見分けがつかない
(私)は宇宙の 白痴だ さっぱりわからない 何?何?何?
音楽が流れている 街の中に いつまでも終ることのない(エンドレス)のループする音楽
あれは? サンバか 阿波踊りか
※参考資料「音楽の危機」岡田 暁生著
Category: 詩
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